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日常の言葉 アーカイブ

中国の日常生活を学ぼう!「言葉」その1

称好(ni2ha。3)はいつでも使える便利なことばです。

どんな言語でもそうですが、外国語を学習するときに、はじめて習うことばは、「こんにちは」「さようなら」といった、あいさつのことばです。

中国語で"こんにちは"にあたる「ニーハオ」は、中国語をまったく学習したことがない人でも、ほとんどの人が理解できることばだといえます。

さて、この「ニーハオ」ですが、これは、朝、昼、夜を問わず使うことのできる便利なことばですよね。

「祢好」にはより丁寧な表現は、「恋好(nin2hao3)」です。

初対面のあいさつのときや、目上の人、あまり親しくない人に対して使います。

ビジネスシーンでは、相手との距離を考えたうえで、称好と恋好を上手に使いこなしたいものですよね。

中国の日常生活を学ぼう!「言葉」その2

あいさつのときは「弥好」と習ったけれども、中国ではあまり使ったことがない、という話をよく耳にします。

中国人と顔見知りの関係になると、会ったときに「祢好」ではなく、「祢吃飯了鳴(ni3chilfan41ema)?」"ご飯は食べましたか?"と聞かれたりします。

これが午後2時~3時頃の話だと、"昼ごはんは済ませたし、夕食をとるには早すぎるけど、どう答えたらよいものか・・と一瞬悩んでしまうかもしれません。

けれど、心配は無用のようです。

相手は、"食事が済んでいないなら一緒に食べよう"という食事の勧誘の意味で言ったのではなく、ただのあいさつで言うそうです。

このように、「祢吃飯了鳴?」は、食事時間の前後に知り合いと出会ったときに使われる「こんにちは」あるいは「こんばんは」にあたる軽いあいさつのことばです。

また、時には「ちょっとお話しましょう」「お話する時間ありますか?」を意味することばとしても使われます。

中国の習慣では、そのときのシチュエーションに応じて、あいさつも変わってきます。

たとえば、顔見知りの人に路上などで会った時、「ご飯食べた?」「最近忙しいの?」「どこに行くの?」など、会った相手に関して、そのとき思ったことそのものがあいさつとなるそうです。

中国での一般的な呼び方

名前や職業、年齢がわからない相手に対して用いられるのは、男性なら「先生(xianlsheng1)」、未婚女性に対しては「小姐(xiao2jie3)」、既婚の女性に対しては「女士(nu3shi4)」用います。

未婚か既婚かわからないときはどちらを使用しても問題ないそうです。

身近な例としては、タクシーの運転手(男性)に行き先を告げるときには、運転手さんに「先生」と呼びかけ、「先生、我想去天安門広場(運転手さん、天安門広場に行きたいんですが)」と言ったり、レストランの店員(女性)にメニューを持ってきてほしいとお願いするときに「小姐、請把菜単給我掌来(すみません、メニューを持ってきていただけますか)」などと言ったりします。


☆職務・職位をつける場合
名前を呼ぶときは、基本的にその人の職称をつけて呼ぶのが望ましいでしょう。

とくにビジネスシーンでは、相手に対する尊敬や謙譲の気持ちを表す意味も込めて、職称をつけて呼ぶのがよいでしょう。

職称をつけて呼ぶ場合は、必ず姓のあとに職称をつけます。

たとえば李局長、周廠長、楊教授といった呼び方です。

中国の日常生活を学ぼう!「言葉」その3

日本では、何かにつけお礼を言うのがマナーであり、また習慣でもありますよね。

「電話をくれてありがとう」「教えてくれてありがとう」「買い物に付き合ってくれてありがとう」などなど、ひとつの行為ごとにお礼を言うのは"当たり前"の行為です。

中国では、お礼は"その場で言う"のが原則で、何か世話をしてもらった、歓迎の接待を受けたなど、お礼を言うべきことが発生した場面で、謝意を伝えます。

たとえば、そのお世話になった人に1週間後に会う機会があり、実際に会うときには"先日はどうも…"と、先日のお礼をまた繰り返すことはしないそうです。

また、より親しい関係にある場合、相手にお礼ばかりを言っていると、自分とは距離を取りたがっていると誤解されたり、"水臭いやつだ"と思われたりするようなので注意ですね!

謙虚過ぎるのは勘違いのもとのようで、そして、感謝の表現を心の隔たりだとみなすわけです。

中国の日常生活を学ぼう!「言葉」その4

日本では「ごめんなさい」は、物事を円滑に進ませるために欠かせなお詫び日本では「ごめんなさい」は、物事を円滑に進ませるために欠かせない重要なことばですよね。

心の中では"自分は悪くない"と思っている場合でも、「負けるが勝ち」の精神で「ごめんなさい」を言うことで物事をうまく収める事には欠かせません。

つまり「ごめんなさい」は結果としてプラスに働くことの方が多いといえますよね。

さて、中国ではどうでしょうか。

中国に暮らして日の浅い日本人が"中国人は簡単には謝らない"ことに対して怒りやあきらめの感情を持っている人が多いという話も聞きます。

仮に、日本人の物差しで"中国人は簡単に謝らない"ということが本当だとしても、それにはちゃんと理由があるのです。

中国の日常生活を学ぼう!「言葉」その5

中国人の「没関係(mei2guanlxi)」精神があります。

人の足を踏んでも、踏んだ方が「没関係、没関係(気にしない、気にしない)」というお国柄です。

なんといっても、小さなことにはこだわらない大らかさがあるのです。

次に、謝ることが大きな責任問題に発展していく可能性があり、謝ることには一定のリスクがついてまわるという背景があるようです。

これはちょうど訴訟社会であるアメリカで気軽に「Sorry」と言ってはいけないのと同じです。

中国語の教科書には、「すみません、ごめんなさい」=「対不起(dui4buqi3)」とのっていますが、「対不起」は、自分が悪いことをしたと認めて、謝罪の気持ちを表すことばです。

中国の日常生活を学ぼう!「言葉」その6

日本語の「あ、すみません」のニュアンスに近いのは「不好意思(bu4hao3yi4si)」。

「対不起」が"自分の罪に対する反省"の意が強いことばだとすれば、「不好意思」は"自分の罪に対する反省"よりも、"相手の気持ちに配慮"する方に重点が置かれているといえます。

ですから、教科書に「すみません、ごめんなさい」=「対不起(dui4buqi3)」と載っていたからといって、中国では日本のように「すみません」の安売りはしていません。

軽々しく謝ることは"自分のメンツが潰れる""罪が重くなる"ことだと考えます。

実際に中国では、謝ることによる利益よりも、謝ったら相手につけこまれるリスクを大きく見積もります。

そして、謝らないことでロ論になりそうな場面でも、逃げ腰にはならず、堂々と応戦することの方が多いと言えるでしょう。

このようなことを頭に置きながら、状況により適切な使い分けをしたいものですよね。

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